2022年にリリースされ、試聴した131枚の日本のアルバム。
その中で個人的に特に良かったと思えるアルバムを50枚、順位をつけて取り上げます。
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50位 – 41位
- 形 (くぐり)
リバーブによる揺らぎが特徴的な4ピースロックバンドの1stEP
- cyan songs (キッサ・コッポラ)
東京発の3人組バンドによる瑞々しさ溢れる1stアルバム
- Atrium (上田麗奈)
声優としても活躍するアーティストによる、明るく煌びやかな2ndミニアルバム
- 私的礼讃 LIVE Album (和田彩花)
ハロプロのアイドルグループ「アンジュルム」を卒業後に出した初のライブ盤
- Music Restaurant Royal Host (藤井隆)
豪華なアーティスト陣と作り上げた、「ロイヤルホスト」がコンセプトの5年ぶりの新作
- Flumina (草田一駿)
若手ピアニストが五重奏体系で演奏する、ジャズ/フュージョンのデビューアルバム
- BABEL (MÖSHI)
様々な音楽ジャンルをHip-Hopに落とし込んだ1stアルバム
- Hope You Notice (Taiyo Ky)
日米にルーツを持ち、現在はマレーシアで活躍するSSWによるメロウなデビュー作
- クモヨ島(Kumoyo Island) (幾何学模様)
海外を中心に活躍するサイケデリックバンドによる、活動休止前の最後のアルバム
- forms (butasaku)
butajiと荒井優作によるアンビエントR&Bユニットの1stアルバム
40位 – 31位
- 7+ (冨田ラボ)
活動20周年を迎え、20名の豪華アーティストが参加
- HOWL (ROTH BART BARON)
躍動感と生命力に溢れる、中村佳穂も参加する7作目
- Sweet Home (No Buses)
UKガレージロックをルーツに、さらにアンサンブルに強度を増した3作目
- REFLECTION (tofubeats)
多彩なゲストを迎えて作った、ボサノバからダンス音楽まで横断する4年ぶりとなる5作目
- ぼちぼち銀河 (柴田聡子)
アレンジに幅広さを増したポップで多幸感に溢れる6作目
- Mount Analogue (笹久保伸)
秩父のギタリストによる、フォークロアやジャズ、アンビエント色のある35作目
- SONGS (スカート)
これまでと変わらず良質なポップソングが詰まった4作目
- 大人幻想 (阿佐ヶ谷ロマンティクス)
70年代シティポップともリンクする日本語ポップスの3作目
- Time Won’t Stop (和久井沙良)
ピアノトリオを軸に様々なミュージシャンを起用した、鍵盤奏者による1stアルバム
- 虹の麓 (元ちとせ)
20周年の節目に出た、力強い歌唱はそのままに14年ぶりとなる5作目
30位 – 21位
- Somebody (Norio)
映像作家としても活躍するIDM作家によるドリーミーな電子音楽/アンビエント
- Inner Ocean (さらさ)
R&Bサウンドにハスキーな歌声を響かせる気鋭のアーティストの1stアルバム
- Red (kasane vavzed)
ボカロPとしても活躍する若手音楽家による、30曲/100分のデビューアルバム
- ¥の世界 (Mom)
Hip-Hopやロックなどジャンルの垣根を越えるSSWによるオルタナティブな5作目
- SAMOEDO (SAMOEDO)
元シャムキャッツの菅原慎一が結成した4人組バンドのポップな1stアルバム
- IN NEUTRAL (田中ヤコブ)
ロックバンド「家主」のギター/ボーカルを務めるSSWによるソロ2作目
- BLAQUE DAWN (中村海斗)
新生ドラマーによるエネルギッシュなデビューアルバム
- 言葉のない夜に (優河)
魔法バンドと共同で作り上げ、フォークロックの色合いを増した3作目
- FLORA (上浪さやか)
美しい旋律に自身の歌声をも響かせる若手ジャズピアニストのデビュー作
- 蜜・月・紀・行 (猫戦)
現役大学生4人組によるキュートでメロウな日本語ポップスの1stアルバム
20位 – 11位
- しあわせになるから、なろうよ (JYOCHO)
そのテクニカルなロックサウンドから海外からも人気を集めるバンドの2枚目のフルアルバム
- our hope (羊文学)
轟音ギターを鳴り響かせる3ピースバンドによる、成熟を感じさせる3rdアルバム
- Long Voyage (七尾旅人)
パンデミックで過ごした2年間の想いを楽曲に詰めた、17曲二枚組の大作
- Tears (平倉初音トリオ)
オリジナル曲も織り交ぜながらエネルギッシュに演奏する、ピアノトリオによるライブ録音
- 歌声は風に乗って (仮谷せいらと矢舟テツロー)
矢舟テツローのジャジーな演奏に仮谷せいらのキュートなボーカルが乗る好企画盤
- Killer in Neverland (4s4ki)
様々なジャンルを横断し、過剰なサウンドからハイパーポップとも称される2ndアルバム
- BADモード (宇多田ヒカル)
フローティングポインツなどとの共作でエレクトロニック色を強めた8作目
- NIA (中村佳穂)
生音と打ち込みを交え、力強い歌声と表現力でさらなる躍進を感じさせる3rdアルバム
- 空と花 (太田美帆 & Paniyolo)
太田美帆の透き通った歌声にPaniyoloのギターが優しく寄り添う、静謐な作品
- roman candles|憧憬蝋燭 (Laura day romance)
バンドアンサンブルの強度を強め、エヴァーグリーンの風格すら感じさせる2作目
10位 – 1位
- みどり2 (みどり)
青木隼人と田辺玄の穏やかなギターに、森ゆにの歌が優しく、ゆるやかに鳴り響く
- UNIVERSAL ENERGY (西藤ヒロノブ)
ニューヨークを拠点に活躍するギタリストによるジャズ/フュージョンの8作目
- Simple Sentences (Shoko Igarashi)
現在はブリュッセルを拠点に活躍するサックス奏者による、シンセポップの1stソロ
- 魚返明未&井上銘 (Ami Ogaeri & May Inoue)
ジャズ奏者としてともに国内で活躍するギタリストとピアニストによる初デュオ作
- 脈光 (大石晴子)
幽玄で内省的な音像、力強い歌声が胸を打つSSWの1stアルバム
- ノクターナル (東京女子流)
ソウルやファンク、ディスコを下敷きにアーバンな魅力が詰まった7年ぶりの新作
- Better Than One (Sahnya)
R&BやHip-Hopのトラックに透明感のあるボーカルが乗る、新潟出身のSSWの3作目
- Aura (ハチスノイト)
ロンドンを拠点に、言葉ではなく声で表現するボーカルパフォーマーの1stアルバム
- あかるいくらい (浮)
アコースティックを基調とした演奏とフォーク/民謡的な歌が織りなす、静謐な一枚
- 余白のメロディ (寺尾紗穂)
世界から疎外されたものを歌の力で掬い上げる、希望と慈愛に満ちた記念すべき10作目
プレイリスト
選出した50枚から一曲ずつ、下のプレイリストで纏めています
総評
ツイッターでも呟きましたが、2022年の日本の音楽を振り返ってみて、特に「うたもの」に良いものが多かったように思います。
今回選出した作品でも、トップ10のうち半分は「歌」に焦点を当てた作品となっています。
またジャズのアルバムも多く選出しましたが、ミュージシャンがどれも大変若く、こちらも今後どうなるか目が離せないですね
最後までお読み頂き、
ありがとうございました。
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