デヴィッド・ボウイの愛聴盤

愛聴盤
2023.11.19

本記事では、英国のSSW、デヴィッド・ボウイが選ぶ「25枚のアルバム」を紹介します。

名前David Bowie
国籍イギリス
出生1947-2016年
ジャンルロック
代表作Ziggy Stardust（1972年）
Circus Magazine. David Bowie – Circus 03-02-1976

なお、他のミュージシャンのルーツや人生を変えた一枚、思い出の作品などについても、こちらからご覧いただけます。

ミュージシャンたちの愛聴盤
それぞれのミュージシャンの、ルーツや人生を変えた一枚、思い出の作品など。 そんなミュージシャンが「愛聴するアルバム」を様々な記事を基にまとめてみました。 本記事が、自分の好きなミュージシャンが普段どんな音楽を聴き、そしてどんな音楽がルーツに...
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2023.11.19

デヴィッド・ボウイの愛聴盤25枚

  1. The Last Poets (The Last Poets)
    ・発売年: 1970年
    ・ジャンル: スポークンワード
【YouTube】【Spotify】【Apple Music】
公民権運動の指導者マルコムXの思想のもと、マルコムの誕生日に結成したポエトリー集団の1作目。そのスタイルや思想からラップの先駆けとも
  1. Shipbuilding (Single) (Robert Wyatt)
    ・発売年: 1983年
    ・ジャンル: SSW
【YouTube】【Spotify】【Apple Music】
エルヴィス・コステロとクライヴ・ランガーによって書き下ろされた曲。ボーカルはソフトマシーンのドラムでも知られるロバート・ワイアット
  1. The Fabulous Little Richard (Little Richard)
    ・発売年: 1959年
    ・ジャンル: ロックンロール
【YouTube】【Spotify】【Apple Music】
神の啓示を受けたリトルリチャードは、3作目となる本作の後にロックンロールから離れ、牧師となってゴスペルの作品を作るようになる
  1. Music for 18 Musicians (Steve Reich)
    ・発売年: 1978年
    ・ジャンル: ミニマル音楽
【YouTube】【Spotify】【Apple Music】
18人の演奏者が最小限のフレーズを繰り返し重ねて（そして少しずつ変化させながら）演奏する、「ミニマルミュージック」の代表作
  1. The Velvet Underground & Nico (The Velvet Underground & Nico)
    ・発売年: 1967年
    ・ジャンル: アートロック
【YouTube】【Spotify】【Apple Music】
アンディー・ウォーホルがプロデュースしたデビューアルバム。その前衛的で先鋭的な音楽性から後世のアーティストに計り知れない影響を与えた
  1. Tupelo Blues (John Lee Hooker)
    ・発売年: 1969年
    ・ジャンル: ブルース
【YouTube】
「キング・オブ・ブギ」で知られる米国のブルースシンガーで、本作を聴いたデヴィッド・ボウイは自身のR&Bバンドを「Hooker Brothers」に改名
  1. Blues, Rags and Hollers (Koerner, Ray and Glover)
    ・発売年: 1963年
    ・ジャンル: ブルース
【YouTube】【Spotify】【Apple Music】
1962年に3人で結成され、ボブディランにも影響を与えたフォークブルース・バンドの一作目
  1. Live At The Apollo (James Brown)
    ・発売年: 1963年　
    ・ジャンル: ファンク
【YouTube】【Spotify】【Apple Music】
ブラックミュージックの聖地「アポロ劇場」でのライブアルバム。本作の大ヒットによって大スターとしての地位を固めることに
  1. Forces of Victory (Linton Kwesi Johnson)
    ・発売年: 1979年
    ・ジャンル: ダブポエトリー
【YouTube】【Spotify】【Apple Music】
「ダブポエトリー」で知られるジャマイカ出身でロンドン在住の詩人。ジャマイカのクレオール語を多用した詩をレゲエのリズムに乗せて朗詠する
  1. 大寨紅花遍地開 : 民族器樂曲 (The Red Flower of Tachai Blossoms Everywhere) (Various Artists)
    ・発売年: 1974年
    ・ジャンル: 民謡
【YouTube】
中国の伝統的な楽器で演奏されるインストゥルメンタルアルバム。文化大革命の時代に中国最古の国営レーベルCRCからリリースされた
  1. Banana Moon (Daevid Allen)
    ・発売年: 1971年
    ・ジャンル: プログレッシブ
【YouTube】【Spotify】【Apple Music】
オーストラリアの音楽家の初のソロ作。所属していたソフトマシーンとゴングのメンバーが参加
  1. Jacques Brel is Alive and Well and Living in Paris (Cast Album)
    ・発売年: 1968年
    ・ジャンル: ブロードウェイ
【YouTube】【Spotify】【Apple Music】
フランスのシャンソン歌手で、その作詞の素晴らしさから「稀代の詩人」とも呼ばれたジャック・ブレルの曲で構成されたアメリカのミュージカル
  1. The Electrosoniks: Electronic Music (The Electrosoniks)
    ・発売年: 1962年
    ・ジャンル: 電子音楽
【YouTube】
オランダの電子音楽のパイオニアであるDick RaaymakersとTom Disseveltの二人が、働いていた物理学研究所での実験を経て作った作品
  1. The 5000 Spirits of the Layers of the Onion (The Incredible String Band)
    ・発売年: 1967年
    ・ジャンル: アシッドフォーク
【YouTube】【Spotify】【Apple Music】
アジアや中東へ旅行した経験からシタールやダルシマー、フルートなどエキゾチックな楽器を取り入れた、英国アシッドフォークグループの2作目
  1. Ten Songs (Tucker Zimmerman)
    ・発売年: 1969年
    ・ジャンル: フォークロック
【YouTube】【Spotify】【Apple Music】
米国のSSWの一作目。ドノヴァンやティム・バックリーの影を感じさせる、怒りに満ちたアルバム
  1. Four Last Songs (Strauss) (Gundula Janowitz)
    ・発売年: 1995年
    ・ジャンル: 交響曲
【YouTube】【Spotify】【Apple Music】
カラヤン指揮のもと、ベルリン･フィルハーモニー管弦楽団とソプラノ歌手グンドゥラ･ヤノヴィッツによる、R・シュトラウスの『四つの最後の歌』
  1. The Ascension (Glenn Branca)
    ・発売年: 1981年
    ・ジャンル: ノーウェイヴ
【YouTube】【Apple Music】
スワンズやソニックユースにも影響を与えた前衛ギタリストの2作目。4人のギタリストが、倍音を響かせるためにひたすら同じコードをかき鳴らす
  1. The Madcap Laughs (Syd Barrett)
    ・発売年: 1970年
    ・ジャンル: アシッドフォーク
【YouTube】【Spotify】【Apple Music】
初期ピンクフロイドのリーダーが薬物中毒/精神不調で脱退後、バンドメンバーやソフトマシーンの協力のもとに作った、退廃的で幻惑的なソロアルバム
  1. Black Angels (George Crumb)
    ・発売年: 1972年
    ・ジャンル: 現代音楽
【YouTube】【Spotify】【Apple Music】
その恐怖的な音響から一曲目「電気昆虫の夜」が映画『エクソシスト』で使われ、ベトナム戦争の時期に出たことで反戦音楽としても受け入れられた
  1. Funky Kingston (Toots & The Maytals)
    ・発売年: 1973年
    ・ジャンル: レゲエ
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そのソウルフルな歌声でソウルやロック方面からも愛される、3人組コーラスグループの代表作
  1. Delusion of the Fury (Harry Partch)
    ・発売年: 1971年
    ・ジャンル: 現代音楽
【YouTube】【Spotify】【Apple Music】
「43微分音階」を発案し、様々な変わった楽器の発明で知られる前衛音楽家による、日本の能やエチオピアの民話などをもとに作り上げた舞台芸術
  1. Oh Yeah (Charles Mingus)
    ・発売年: 1962年
    ・ジャンル: ジャズ
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ベーシストのミンガスが代わりにピアノとボーカルを担当した異色の作品。ローランドカークとブッカーアーヴィンによるダブルサックスも強烈
  1. Le Sacre du Printemps (Igor Stravinsky) (Philharmonia Orchestra)
    ・発売年: 1966年
    ・ジャンル: 現代音楽
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＊音源がない為、リンクは別の指揮者の音源
ロシアの作曲家によるバレエ音楽『春の祭典』。その奇抜で前衛的な音楽と振り付けから、1913年の初演では劇場で暴動が起きたという伝説も
  1. The Fugs (The Fugs)
    ・発売年: 1966年
    ・ジャンル: ロックンロール
【YouTube】【Spotify】【Apple Music】
音楽面では素人のビートニク世代の詩人たちがNYで結成したロックバンドの2作目。歌のテーマはヒッピー、ドラッグ、セックス、反戦など
  1. The Glory of the Human Voice (Florence Foster Jenkins)
    ・発売年: 1962年
    ・ジャンル: アウトサイダー
【YouTube】【Spotify】【Apple Music】
ソプラノ歌手が夢の大手石油会社の夫人が金に物を言わせてカーネギーホールでリサイタルをし、レコードも販売、音痴だったことから伝説となった

【参考文献】VANITYFAIR（2003年9月）
https://www.vanityfair.com/culture/2016/04/david-bowie-favorite-albums

愛聴盤のプレイリスト

デヴィッド・ボウイの「愛聴盤」から3曲ずつ入れたプレイリストとなっています。

デヴィッド・ボウイのお気に入りの曲

ここでは、デヴィッド・ボウイが1979年のインタビューで答えた「お気に入りの曲」をプレイリストとともに紹介します。

デヴィッド・ボウイの
お気に入りの曲

  1. Love Street (Doors)
  2. TV Eye (The Stooges)
  3. Remember (John Lennon)
  4. 96 Tears (? and The Mysterians)
  5. Nursery Suite, The Wagon (Elgar)
  6. Inchworm (Danny Kaye)
  7. Trial Prison (Phillip Glass)
  8. Sweet Jane (Velvet Underground)
  9. Helen Fordsdale (Mars)
  10. He’s My Star (Little Richard)
  11. 21st Century Schizoid Man (King Crimson)
  12. Warning Sign (Talking Heads)
  13. Beck’s Bolero (Jeff Beck)
  14. Try Some Buy Some (Ronnie Spector)
  15. 20th Century Boy (T.Rex)
  16. Where Were You (The Mekons)
  17. Big City Cat (Steve Forbert)
  18. We Love You (The Rolling Stones)
  19. 2HB (Roxy Music)
  20. It’s Hard To Be A Saint In The City (Bruce Springsteen)
  21. Fingertips (Stevie Wonder)
  22. Rip Her To Shreds (Blondie)
  23. Beautiful Loser (Bob Seger)
  24. The Book I Read (Talking Heads)
  25. For Your Pleasure (Roxy Music)
  26. Something On Your Mind (King Curtis)
  27. Tellin’ Lies (The Staple Singers)

お気に入りの曲のプレイリスト

【参考文献】Rock And Roll Garage（2022年5月）
http://rockandrollgarage.com/28-songs-that-david-bowie-listed-as-some-of-his-favorites-of-all-time/

デヴィッド・ボウイの好きな歌手

ここでは、デヴィッド・ボウイが挙げる「好きな歌手」を紹介します。

デヴィッド・ボウイの
好きな歌手

  1. Scott Walker
    ・出身: アメリカ
    ・ジャンル: SSW
  1. David Byrne
    ・出身: アメリカ
    ・ジャンル: ロック
    ・バンド: Talking Heads
  1. Jacques Brel
    ・出身: ベルギー
    ・ジャンル: シャンソン
  1. Trent Reznor
    ・出身: アメリカ
    ・ジャンル: インダストリアル
    ・バンド: Nine Inch Nails
  1. Lou Reed
    ・出身: アメリカ
    ・ジャンル: ロック
    ・バンド: The Velvet Underground
  1. Iggy Pop
    ・出身: アメリカ
    ・ジャンル: ロック
    ・バンド: The Stooges

【参考文献】FAR OUT（2021年2月）
https://faroutmagazine.co.uk/david-bowie-favourite-singers-iggy-pop-lou-reed/

デヴィッド・ボウイの好きなシンガーソングライター

ここでは、デヴィッド・ボウイが挙げる「好きなシンガーソングライター」を紹介します。

デヴィッド・ボウイの
好きなシンガーソングライター

  1. Bob Dylan
    ・出身: アメリカ
    ・ジャンル: フォークロック
  1. Tom Verlaine
    ・出身: アメリカ
    ・ジャンル: ロック
    ・バンド: Television
  1. Frank Black
    ・出身: アメリカ
    ・ジャンル: オルタナティヴ
    ・バンド: Pixies
  1. Lou Reed
    ・出身: アメリカ
    ・ジャンル: ロック
    ・バンド: The Velvet Underground
  1. John Lennon
    ・出身: イギリス
    ・ジャンル: ロック
    ・バンド: The Beatles
  1. Scott Walker
    ・出身: アメリカ
    ・ジャンル: SSW
  1. Robert Wyatt
    ・出身: イギリス
    ・ジャンル: ロック
    ・バンド: Soft Machine、Matching Mole
  1. Little Richard
    ・出身: アメリカ
    ・ジャンル: ロックンロール
  1. Tucker Zimmerman
    ・出身: アメリカ
    ・ジャンル: SSW
  1. David Byrne
    ・出身: アメリカ
    ・ジャンル: ロック
    ・バンド: Talking Heads

【参考文献】FAR OUT（2023年4月）
https://faroutmagazine.co.uk/five-of-noel-gallaghers-favourite-songwriters/

終わりに

もし本記事について、何か「修正点」や「追加すべき情報」などございましたら、コメント欄で教えて頂けますと幸いです。

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